全然分かり合えない人

わたしたちは無痛恋愛がしたい 〜鍵垢女子と星屑男子とフェミおじさん〜 - 瀧波ユカリ / 第11話 10年の月日で得たもの、失ったもの | &Sofa

かなり分かる。彼氏ができたのに恋愛のコンテンツへのわかりが全く訪れないな〜と思っていたがここで来るとはね。

でもみなみさんの言うことはかなり分かるのだが相手に分かってほしいみたいな気持ち、なし……。

そもそも付き合う以前から、というか知り合った当初からずっと「価値観や趣味が一切合わない人間」だと思ってるので「分かってほしい」という期待が基本的にないんですよね。「どうせ分かってくれないだろう」という拗ねた気持ちではあまりなく、「あなたとする話ではないよね」という感じのような気がする。自己開示しないわけでもない(私は好意的に思っている他人に対して急に不必要に自己開示するきらいがあるので、ある部分においてはむしろ過剰に開示していると言える)が、そこに至る過程を説明したところで分かんないだろうし、それは分かる人とするね!と思っている、ような気がする。

たとえば「死にたいわけではないが生まれてこない方がよかったなと思っているし特に長生きしたくない」とか「私の遺伝子を持ち私に育てられる人間が可哀想なので子供を産む気はない」などの、多分かなり反社会的な考えは割と言ってるんだけど、で当然反論されるんだけどそこで「詳しく説明しても別にいいけど、説明しても分からないよね」と思って特にそれ以上説明しない。

ここまで書いてなんとなく思ったんですけど、『「知ってほしい」という欲求は強く持っているが「理解してほしい」とは大して思っていない』というのが正確な気がしてきた。そして私はこの人に対して「私を全く理解していないが、私をよく知っている」と思ってたんだった。そうだった。なるほど。私にとって理想的な交際相手というわけですね。これからも、私を微塵も理解しないまま私に詳しくなってくれ……