焼け野が原にしてほしいのに

付き合っている男、「めんどくさい彼女」の概念を具現化したようなところがあって、

・「俺のことどれくらい好き?」って訊いてくる

・「俺より仕事の方が大事なんでしょ」と言ってくる

などがある(後者は「私と仕事どっちが大事なの」じゃん、と思って笑いを堪えるのが大変だった)んですが、割とよく言ってくるのが「俺と会えなくて寂しかった?」。

「いえ別に……」(実際別に平気だったんだけどこれはないなと思ってあとで多少反省した)とか「少し」とか「はい」とか都度言ってるんだけど毎回「あなたはどうなんですか?」って訊いたほうがいいのか迷って訊かない。別に寂しいと思ってほしいと思ってないし……。

結構凄いこと言ってくるので(「俺がいなくて生きていけると思ってるの?」って言ってきた時ふざけてるのかと思ったらそういうわけでもなさそうだったのでびっくりした)すごい自信だなーと思う。その割に次の瞬間私が相手を全く好きではないが仕方なく渋々付き合っているという前提で物を言ってきたりするので一体どういう情緒なんだ?この人なんでわざわざ私を選んで付き合おうと思ったんだろう→まあ他人の心の裡など考えたところでわかるわけもなく→考えてもしょうがないので考えるのをやめよう→最初に戻るを毎日繰り返している私がそのようなことを言う権利は微塵もないんですが。

最初の話に戻ると、「どのくらい好き?」に対しては「いつか別れても何かあったら助けてあげたいと思うくらい」も「あなたが死体を持ってきたら黙って埋めてあげるくらい」も(いずれも本心だけど)気に入らないかもな〜〜と思い、「考えるんでちょっと待ってください」と言って考え始めて1分経たないうちに横見たら寝ていました。その後別れ際に「さっきの質問ですけど」って切り出したら「何の話?」って言われたので「何でもないです」って答えてそのまま帰った。