目と目だけで通じ合えりゃ

 最近、起伏のある、陳腐な言い方をすればわくわくどきどきするような長編の物語を読みたい欲がふつふつと湧き上がってきてはいるのだが、その時間がない。読まないといけない本すら読めていない。と言うのにシオランの『生誕の災厄』を借りてきてしまった。物語じゃないしどこから読んでも大丈夫そうだしいいよね。面白いです。

 

 私が紹介した知人Z君とX嬢がはじめてデート?をしてからのちX嬢に会って話を聞いたのですが、数年付き合いのある知人X君の知られざる部分を知れて面白い。面白がっている場合ではない。少しだけ変わったところもある人だと思っていたら結構変な人だった。あと、彼女の有無は傍に置くとしても異性との付き合いは多いらしいリア充だから下手したら私より女の子のこと知ってるだろうなと思っていましたが、女の子に対して相当な幻想を抱いていそうなことが発覚し、はっきり言って頭を抱えています。X嬢がまさにその幻想を強化しそうなタイプで、それを逆手に取って取り入ることのできる、あるいは積極的に幻想を打ち壊すような気質ではないので段々疲れてくるのではないかと心配しています。Z君、砂糖とスパイスとすてきな何かでできてる女の子なんていないんだよ……いやもしかしたらいるのかも知れないけど、私が二十数年生きてきて出会わなかったのだから、その程度の確率ってことだよ……。

 意外だったのは私の考えていたよりは私はZ君から信頼されていたらしいということで、Z君に信頼出来る人間であると思わせるような行動を全くとっていない私より信頼されていない数々の女の子たちは一体何をやらかしたというのか気になって仕方ありません。あと、恐らくは悪意ゼロパーセントだし本人は性格もいいのに(この上から目線!)ちょっとしたことで彼らの間に擦れ違いが発生しているようで、ディスコミュニケーションって本当につらいなと思いました。