いわゆるひとつの

 このブログでは基本的に自分のことだけ書こうと思っていた。時事的・政治的なテーマに関して書くつもりは殆ど無かった。だって絡まれたり叩かれたりしたら面倒じゃないですか。絡まれたり叩かれたりする程注目されることなんて有り得ないと分かってはいても。

 大体そういうテーマについて書くことが難し過ぎる。以前ちらっと虚構新聞について書いたけど(本当にちょこっと)、私の考えていることの全容は殆どあれで収まってしまっている。自分でも驚くけど、本当に吃驚するくらい何も考えていない。私は一体何を考えて生きているのか?

 そもそもものを考えるのが苦手であることは間違いない。私はよくいる「勉強はそこそこできるけど頭は悪い」タイプ、だった。今は勉強もできません。ちなみに小学校低学年あたりまでは頭も良いと勘違いしていた。多分作文が得意だった(これは本当です、今この文章を読まれている方はとても信じられないだろうけど)からだろう。結局、先生の気に入ることを原稿用紙に写す能力・今まで読んだ名作から綺麗なレトリックをパクる能力がそこそこあっただけだった。

 いかんまた話が逸れた。要するに私は頭が悪いのでものが考えられないし考える気もあまり無い。もともとそういう質なのだけど、それに加えて時事的・政治的なテーマについて考えたくない理由がもう一つある。嫌な気分になるのだ。

 これもまたいかにも頭の弱そうな発言だなあと我ながら思う。

 人が叩かれたり争ったりしているのを見ていい気分になる方はあまりいらっしゃらないとは思うが、特に私はこういう状況を不快に感じる。そしてこれもまた頭の弱い考え方だとは分かっているが、その結果、「解決を図りたい」では無く「とにかく逃げたい、忘れたい」と思ってしまう。だから自分で問題について深く考えるだなんてもってのほかです。

 

 改めて考えると一体何だってこういう馬鹿が「理系のインテリとかが小難しい長文を披露する場(以前の私のイメージです、怒らないで下さい)」であるはてなでブログ作っちゃったかなあ…と情けなくなる。このイメージは主にはてなダイアリーによって作られたものだけど、はてなブログでもやっぱりそういう雰囲気は受け継がれている気がする。利用者同士の距離感とかも。アメーバじゃ誰もこんな難しい話もしてないだろうし、こんな風に論争したりもしてないだろうなあ、と勝手に思いながら人気エントリー一覧やら何やらを見ている。実際のアメーバがどんな所なのかはさっぱり知りませんけど(芸能人のブログがいっぱいある所だとは思っている)。

 誰かが叩かれたり、何か争いが起こっていると「もおおおお、何でもいいからやめてよおおお」というどうしようもない気分になる。「みんなで仲良くしたい」とは全く思っていないし、はてなが「みんな仲良し☆」というノリだったらそれはそれで嫌だ。ただ、自分が全く関係無かろうが何だろうが、「はっきりとした嫌悪感が表明されている」という状況がとにかくめんどくさくて嫌なんです。面倒っていうのはおかしいですね、無関係の私がその面倒を被ることは無い訳だから。でも、そういうのを見たときの感情をストレートに表現すると「うわあめんどくせえ」になるんだよな。

 何にしろ、私は正当性や論理的整合性よりも調和(或いは平和)の方が大事だと思ってるんでしょう。こうやって文字にしてみると馬鹿で感情的で、典型的な「愚かな女」って感じですね。良くないとは自覚しているんです。「論理より感情を優先する」と文章で書かれると反発を感じるし、場の流れに逆らってでも正しい方を通してやる!!みたいな気分になる時だってあるんですが。やっぱり感情論で生きているのか。

 こういう考え方じゃはてなでは生きていけないよなあ。そもそも考え方以前に文章が下手過ぎて生きていけないよなあ。読みにくいどころか全く意味の分からない文章になってんじゃないのかと思う。先の記事に書いたようにブックマークコメント全然読めてないんですけど、内容がどうとかじゃなく解読班を呼ばれてたらどうしよう…(結局はてブの話に帰結)。