ノット美少年

 この話書くの3回目くらいだと思うけど懲りずに書きます。

 昔から美少年を囲いたかった。というか貢ぎたかった。と言っても美少年と恋愛関係になりたいのではなくて、私は美少年の美しさにのみ(その人格に対してでなく)投資し、美少年の側もそれをよくわきまえつつ適当に利用するだけ利用、という、見知らぬ通行人同士とまではいかないまでもお互いに全く情のない他人以上知人未満くらいの関係になりたかった。私は気が向いたらお金をあげたり美味しいものを食べさせたり寝床を提供したりして、相手も困った時だけ頼ってくればいい。

 美しくなかったら苛立たしくて殴りたくなるくらいの生意気で高慢ちきですれっからしの美少年であれば言うことはない。不幸な生い立ちゆえに実は寂しがり屋でなんだかんだ言って私に依存している、とかいうオプションは全くもって不要。美少年は触れ合ったり関係を持ったりするものではなく愛でるものだと思う。

 数年前に、それなら美少女でもいいんじゃないかと気付いた。綺麗な服を一方的に買って、せっかく買ったんだし一回くらい着てみせてくれよ後は質に入れていいから、とか頼んだりするのはむしろ美少女の方が楽しそうであるし。

 しかしよくよく考えてみると美少女と美少年というのは何か違う。美少女ならもっと深く関わりたい。とはいえ仲良くなりたいというのではなくて、恐ろしく賢くて性格の悪い美少女に手先として扱われたい。どういうわけか私は、悪賢くて自分の美しさや魅力をよく知っていて、思い通りに他人の動くさまが滑稽でおもしろくて仕方がないというタイプの美少女(本当にそんなのがいるのかどうかはしらない)にすごく夢を持っている(余談:昔のクラスメートで、綺麗な顔をしているけれどもとにかくわがままで自己中心的な女がいて私は本当に嫌いだったんだけど、この子もそういうタイプだったらまだ許せたかもしれない。この人は本当にただわがままで欲求をその場で抑えることができないという種類の人間だったのでほとんどの人に嫌われていて、綺麗な顔と(よく言えば)物怖じしない性格を利用してもっと器用に振る舞えば欲求も叶えつつ周囲からの一定の人気も得られるのに!惜しすぎるだろ!綺麗な顔してんだからせめて美少女に対する夢を壊してくれるなよ!とコミュ障の私にさえ思われていたかわいそうな人であった)

 随分と話が逸れてしまったが、私にとって美少女は触れ合ってもよいが美少年は積極的に触れ合う気のあまりしない、遠巻きに眺めたり崇めたりするべき対象なんだと思う。それこそ宗教みたいに。これは私の美女に対する態度と同一である。美少女と美女でどうしてこうも違うんだろう。でも美少年と美しい壮年以降の男性だとやっぱり全くスタンスが異なる(本来私の男性の好みは30代後半から40代前半頃)ので、ある一定の年齢という線引きがあって、女性であればそれ以上の、男性であればそれ以下の美しい人ははじめから性的な対象の埒外として認識しているということなのだろうか?いやこれだと私は美少女となら付き合いたいってことになるな。付き合いたいわけではないな。

 

 ところでやっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっとiOS版のMangaOneのアプリが出たのでダウンロードした。もう出ないんじゃないかとすら思っていた。

 このランキングはアプリだけの集計なのかな。裏サンデーのHPとは順位が異なるけど。