近況

江野スミ先生のトークライブに行った

 いや〜〜〜〜最高でした。以上です。

 で終わってもいいんですけど(私の文章能力と記憶力ではとても表現できそうにないので)、書きたいので書きます。

・お話がうまかった

 私漫画家の方のトークをお聞きするの初めてだったんですけども皆さんあんなにお喋りお上手なものなんですか。喋りを仕事にしてる人みたいだった。

・下ネタがおもしろかった。あとマッチョ

 私に限らずメリノ先生……ってメリノ先生に至極感動して報われて欲しい人多いと思うんですけど、作者本人に童貞くさいとあっさり言われてるの超おもしろかったです。 あと「先生とお友達になりたいんですがどうすればなれますか」か「好みのタイプは」のどちらかの質問の時の「マッチョ♡」って言い方がすごくかわいくてああこの人はマジでマッチョが大好きなんだな……と思いました。マッチョがゲシュタルト崩壊してきた。

・デビューまでの話について

 私このほんのちょっと前あたりから江野先生を追っかけてて、好きな人のブログとかもんのすごく隅々まで何度も読み返す気色悪い人間なので当時ホームページの日記に書かれてた内容が次々蘇ってきて思い出しつらさがすごかった。私のことはアイドルのコンサートで彼氏面して腕組んで泣いてるオタクと思ってください。

 特にギャグを描くことへの苦悩については、当時「え、そんなに?」って驚いたのでよく覚えていて、ああそうか……と思いました。実際ギャグうまいんですよね江野先生……。

 私は表現する人はその人が好きなものを好きなようにつくっている時が、そしてそのようにしてつくられた作品こそが一等輝いているし私はそれが見たい!!ゲロが好きならゲロばっか描いてほしい!!緊縛が好きなら緊縛ばっか描いてほしい!!ゲロや緊縛が好きなのに無理してアヘ顔描くなんて絶対やめて!!という質なので当時もこのトークライブ中もつらい気持ちになりました。

・先生のものの考え方について

 かっこいいタイトルを付けようとして小一時間悩んだが何も出てこなかった。

 私が江野先生の作品を読み始めたきっかけは絵がとにかく好みだったのと過激さ(「海ごっこ」を読んでしまったからには好きにならずにはいられないと思う)からで、今もその部分はすごく好きなんですけど、それに加えて作者の思想の表れ方がすごくいいんですよね。かなり確立した思想があってなおかつそれをきちんと言い表すことができる、という時点で素晴らしくって、その上それが漫画に非常によく作用している。(ただ、作者自身の考え方が作品の中に表れることを好まない人もいるだろうから、好みの問題はあると思います)

 世界に対するスタンスが、絶対にポジティブとは言えないけれども絶望はしきっておらず、ある種の諦観をもって冷静に受け止めて道を探し続けるという感じで(個人の感想です)たびしカワラん!!という作品は本当にこの思想が満ちていて(個人の感想です)よかった……本当によかった……。

 話がかなり逸れましたが私は先生が自己の考え方をすごく確立しててなおかつそれを適切に表現できるところとその考え方自体が本当に好きだなと再確認しました。

・謎プレゼント

 抽選で来場者にプレゼントがあったのですが、画材等の他にガストのクーポンがあってみんなちょっと笑っていた。

 やっぱりこの人ちょっと変だな〜〜〜〜〜〜!!私変な人大好き〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!と思いました。当たりませんでした。こんな失礼なこと思ったせいだな。

・私の挙動が過去最悪

 ハサミで対策された人と思われるんじゃないかというくらいやばかった。下手に前方に座ってしまい下手すると先生と目が合う距離だったのもまずかった。死んでやり直したい。

 

仕事について

・関係者全員仕事納めの日に急ぎの仕事を振られた

 私のせいじゃない諸事情でず〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っとばたばたしている。特定の会社の特定の部署の動きが今年度に限ってなんかおかしくて、絶対に異常事態が起こっていると思うんですけど、その部署にいる担当の人(四人くらいそれぞれ別の業務で関わっている)の全員にかなり迷惑をかけていてこれ以上嫌な思いをさせるわけにいかないし、いつも頭の悪い質問をしょっちゅうしているので救いようのないバカと思われているに違いないし、全員フレンドリーなタイプではない(前述の事情があるので私にだけ冷たいのかもしれないけど、多分違うと思う。思いたい)ので、軽く「今年度なんかあったんですか?」と訊けない。訊きたい。この怒りの持って行きどころを教えてほしい。多分この担当者達のせいではないと思うし、電話で何か聞いた時誰しもがすごく恐縮しているから、きっと他のいろんな人から非難されたりしてんじゃないかなあと勝手に同情してこの人達にうまいこと怒りを向けられない。

 一番割を食ってるのは私ではなく私から更に仕事を振られる人達なので、正直私のせいじゃないのにという気持ちもあるけどそれ以上に申し訳ない。申し訳ないし責められたくないから申し訳なさを前面に出したいのだけど国家予算くらいの恩があり国家予算くらいの迷惑を掛けた上司が「うちが悪いわけじゃないじゃん」と正論を言ってメールの文面から「申し訳ありません」「恐れ入ります」「すみません」を全部とっぱらってしまったりする。正論。上司は常に正しい。その分検閲が入らないメール(というか、基本的に自分が不安だから上司に確認してもらっているだけでものによっては検閲してもらう必要全然なかったりする)や電話で平謝りしたりしているんだけど、まあ私のせいじゃないということはみんな頭では理解しているからか、結構な人から「いえおたくのせいじゃないんですから」とか「大変ですねえ」とか言ってもらえて大変ありがたい。みんないいことがあってほしい。あらかじめめちゃくちゃへり下っておけば責めにくいだろう、という気持ちもかなり含まれているので申し訳ないけど。

 基本的に私は仕事を右から左に流すためだけに置かれた人間なので、できるだけ早くなおかつ少しでも左側の人たちがやることが減るようにしつつ流したいんだけどバカがその両方をこなすのはかなり難しい。でもがんばりたい。

・上司と面談をした

 上司やさしい。ますます信心が増える。

こんな服で街を歩けるかい

亡霊よ、爆発しろ

亡霊よ、爆発しろ

 

  メイン機がMac Book Airで、CDドライブがないためCDをiPhoneに入れるのがすご〜〜くめんどうなので音楽は基本iTunes storeでしか買わないことにしていたのですが買ってしまった。本当に頭の悪い感想なんだけどひたすらに超かっこいい。

 音の力強さと歌謡曲調のメロディに言及されることが多いし当然そこがすごくいいんですけど私は歌詞もすごく好きです。壮大なメッセージ性を感じるとかかではないんだけど(込めてあるのかもしれないけど)端々での言葉の選択が妙にかっこいい。

 「ユーレイ」の歌詞なんかは公式ブログで種明かしがしてあって、「歌詞のスケール感に比べて意図が本当に庶民的」と書かれているんだけどむしろこの内容をあんなにかっこいい感じの文に仕立てられるのすごいわ……と思って初めて読んだ時感動した。

WENDY

WENDY

  • ビレッジマンズストア
  • ロック
  • ¥250

  最新アルバムの曲ですけど歌い出しが「漫画になれぬ私の血が 鶴舞線じゃ不戦敗だと耳障りだ 痛いなあ」なんですよ。よくないですか。MVもいい。

 

「ときめきませんね」

 ここしばらく何も書いていないのは忙しいのもあるけど特に書くべきことが起こっていないからで……と書いてから思い出した。ある。超ある。

hなhとA子の呪い(1)【特典ペーパー付き】 (RYU COMICS)

hなhとA子の呪い(1)【特典ペーパー付き】 (RYU COMICS)

 

  読んだんですけど本当もう好みでした。性欲にまつわる罪悪感についての話(あとがきより)。

 主人公針辻くんは性欲を真実の愛の敵であり唾棄すべきものと考えている訳ですが、冒頭の大演説を初めとして部分的には正論なんですよね。「三大欲求の中で性欲だけが人が人に対して抱く欲望であり、性欲は人を傷付ける」とか。ただこれが例えば「性欲は自然な欲求なのだから性欲に基づく性犯罪は肯定すべきものである」というような、「性欲は自然な欲求なのだから人を傷つけようが何だろうが正しい」とかいう主張に対する反論ならば全く間違っていないところ、彼は過激派なのでありとあらゆるすべての性欲を、性欲そのものを否定している。これがそもそも針辻くんをここまで追い詰める根本的な誤りだと思うんですけど「…愛と性欲が混じっているとかふたつのバランスの問題だとか…そんな間抜けな答えはいらない……」と語っている以上かわいそうな針辻くんは「分かったふりで生き延びるくらいなら俺は… …俺は一生苦しんでやる…!」と言うとおりになる予感しかしない。かわいそう。誠に申し訳ないが私はこういう極端から極端へ走り自縄自縛になって勝手に苦しんでるかわいそうな男は大好きです。

 結局のところ針辻くんの言うところの「間抜けな答え」こそが真実でありここに辿り着く他に解決の道はないように個人的には思うのですが、ここからどうやってハッピーエンドになるのか全く予想がつきません。針辻くん本人は「汚れた性欲」を捨て去って「こっち」に戻って来ることをゴールと考えていると思うけど多分そういう話じゃないですよね。そういう話であってほしくないですよ(願望)。

 よくよく読んでみると台詞回しなんかが結構装飾的というかポエムチックだったりするんですけど、ポップな絵柄で中和されているのか痛さとか恥ずかしさは全くないです。

 そしてヒロインの南雲が本当にかわいい。ところで針辻くんは南雲の格好を指して「相変わらず色気の無い格好」とか言っているけど一体君は何を言ってるんだ。

近況

たびしカワラん!!について

 今更にも程がありますがたびカワが終わってしまいました。私の感想のすべてはファンレターに書いてしまったのでもうここに何か書く気力はないんですが、そもそも私が何か言うより読んでもらう方がよっぽど早いし最高なので読んで下さい。以上です。

urasunday.com

仕事の話

  絶対出世できないしそもそもしたくないと思っていて、自分がそういうメンタリティの人間であることは小学生ぐらいから自覚があり今後決して変わることはないと思っていた。が、最近0.0000000001ミリくらい変わってきた。自分の直属の上司が本当に素晴らしくてかなりよくして頂いているので、ああなりたいなあというのが半分とこの上司にここまで迷惑を掛けて教育(教育?)して貰ったからにはそれが正しかったことを証明したいというの半分で、できるものなら出世したいという気持ちが生じてきている。

 その一方でこの上司を見ていると出世なんてするもんじゃないよなあとも強く思う。激務どころの話ではない。事実、この上司と同じくらい尊敬している人が上司本人に向かって「(上司)さんを見ていると出世しなくてよかったと思う」というような発言をしていて、それもとてもよく分かる。でも私はこの方にも早いところ出世して欲しい。

 というかそれ以前に早いところ人間並の知能を手に入れたい。ペットのラブラドール・レトリーバーの方がよっぽどいい仕事すると思う(これは犬をばかにする意図ではありませんが私と比べられた犬のみなさんには申し訳なく思っています)。

シン・ゴジラを観た

 観た後にあーーおもしろかったもう一度観たい!と思って、たまたま機会があったので二度観ることができた。同じ映画を映画館で二度観たのは初めてだ。とても人間ドラマだったなと思った。

 この映画に対する批判として「エリートしか登場しない」「日本と米国しか登場しない(観た方は勿論分かると思いますが当然米国以外の外国は登場していて、しかし圧倒的に存在感が薄い)」というのがよくあって、前者に対して反論したい気持ちはあるけど後者はまあそれはそうだなと思う。でも意図的な描き方かどうかは知らないけどそれが現実なのは確かじゃないの。

 石原さとみの台詞まわしは笑ってしまうようなところもあったけどキャラクターとか演技とかは前評判程(これが悪かったからハードル下がってたのかもしれないけど)悪くなかった。何より、ネットでどなたかが書いていたとおり、この役を受けた勇気はすごい。

 ところで私は津田寛治がとても好きなんですけど、良い津田寛治でした。

君の名は。を観た

 きれいな新海誠だった。ヒットしたのはよくわかる。でも私は気持ち悪い方の新海誠が結構好きだったんだ!!

 

日記

 夏生まれだけども夏はめちゃくちゃ嫌い。暑いから。

 多少外を出歩くとそれだけで異常に疲れてしまう。といっても平日はまだ日の照っていないうちに家を出て日が暮れてから職場を出るので大丈夫で、問題は休日。もとから出不精だけど夏は一層家を出たくないな。

 あと時流に逆らってスクワットチャレンジをしたら膝を痛めた。

近況

 今ほんの少しだけ仕事が落ち着いている。嵐の前の静けさという感じです。いやそこまで言う程暇ではないな。

 私は自分の仕事をとくに好きではないしものすごく誇りに思っているというのでもなく、更に言えば全く適性がないと思うが、うまくいく(私は極度に能力がないのでこの「うまくいく」の指すところのハードルは大変低い)とうれしいし、好きな人に褒められるとかなりうれしい。上司(かわいい)はいくら社交辞令だとかリップサービスにしても何か勘違いしているのではないかというくらいに私を「ものすごく成長した」と考えているきらいがあるのでむしろ不安を覚えるけど、そんな風に言われて嬉しくならない訳がない。もっとちゃんとしたいといつも思っている。今思いましたがもしかしたらそれを狙ってわざと言い聞かせるように褒めてるのかなあ。そうだったらすごい上司だ。

 昨年は一方的に他人に迷惑を掛ける側だったけど、今は迷惑を掛けられることも時にある。私のせいじゃないんだけどなあ、と思いつつ他人に謝ることも増えた。とはいえ私はこれまで他ならぬ自分のせいで他人に謝り通しだったので謝罪には慣れているし、とにかく先回りして謝っておけば許して貰えたり大目に見て貰えることは意外に多いということを学習してしまいこれを乱発するようになってしまった人間の屑なのでとくに抵抗はない。挨拶の如く電話口で申し訳なさそうな声色を出すことができる。大体散々他人に迷惑を掛けておきながら自分が迷惑を掛けられるのを嫌がる権利はないと思うし……。

 ただ、ということはきちんとしている人は一方他人に迷惑を掛けられるのを理不尽と感じたり、「なんでこの人こんなにできないんだろう」と思ったりするんだろう。それは理屈では分かっていたけど、この間とても仕事のできる方(面識はある人)が他の人に迷惑を掛けられて、当人が去った後にばかだのあほだの罵ってるのをいざ聞いてしまい大分気が滅入った。部外者(私)のいる前で言うなよなあ。私は自分がばかなのでばかでも生きるのを許される世界がいいなと思った。

無題

 真面目なことを書いて後で見直すと気持ち悪いし、かといってふざけるとそれはそれで気持ち悪い(おもしろくないから)ので困る。どうも生まれつき文体が気持ち悪いようだ。

 ここでは随分長い間たびカワの話をしていないけどもちろん今も熱狂的に読んでいる(わりにすぐ話の筋を忘れていてびっくりする)。次で最終巻らしいので本当に本当にショックです。ただし信頼と安心の江野スミ先生なので終わり方に対する不安は一切覚えていなくてその点については期待しきっている。

 

 能力がないのに道具をいろいろ揃えたりいい道具を使ったりするのは頭悪そうで恥ずかしい気がしていたけど、頭悪いのだからこそ道具に頼らないと駄目ということに最近気付いた。頭悪いのは事実なんだから頭悪そうで恥ずかしいと思うのも無駄だし。