有刺鉄線の先の鉄塔の軋む音
雪がそれはもうめちゃくちゃに降っています。今日買い物に行こうかなと思っていたんですが。
少し前に上司二人といるとき結婚の話題になりいい人いないのというようなことを聞かれ、適当にかわすのが面倒だったのもあるし二人ともとてもお世話になっている好きな上司でかなり心を開いてるので正直に「結婚(というかそもそも異性と付き合うことが)できない人間ということは前々から自覚しているし、だからそういう感情を持っても意味がないので異性にそういう意味での好意を持たないように努力していたら実際に持たなくなった(そう思ってるだけかもしれないけど)」(括弧内のことは言ってません)と言った。たぶんそのせいだと思うんですけど、つい先日その時の上司のうちお一人と雑談していると、どういう話の流れだったか忘れましたが、ふと「(私)さんもいつかお母さんになるんだねぇ」とおっしゃる。そんな時は永遠に来ませんよ、申し訳ないけれど、とはさすがに言えないし、かと言って以前のことがあったので軽々しく同意もできず黙っていると、「ぼくも結婚おそかったんですけど、結婚ってわるいもんじゃないよ」ときっと本当に心の底から善意でそう言ってくれたので(そうじゃなくても少なくとも悪意じゃなかろうとは思いたい)、別に悪いもんだとは思ってないですよとだけ言っておいた。それは知ってるんだけどなあ。むしろいいものだと思ってるから、自分にはそれを遂行する能力がないなあ、結婚をちゃんとできないに違いなくその結果として子供を生むこともない欠陥人間で世の中には申し訳ないなあ、と思ってるんだけどなあ。
明けました
今更ですが今年も宜しくお願いします。
二日におみくじで凶を引き幸先のいいスタートを切りました。昨年末、散々迷惑を掛け続けた上司に謝ったら「来年は楽させてもらいます」ということだったので、参拝時には「上司に楽をさせることができますように上司に楽をさせることができますように」と念じたものの「願事:叶わない」とあり無理そうです。死ぬしかない。
そんな心優しい上司は昨日残業中にお菓子を手ずから恵んでくれました。かわいいね。そして皿代わりに使われたコピー用紙にみるみる染み込む油分!焦る私!そんなことはつゆ知らず私の出した書類の計算を5回くらい電卓で検算してごく小さい声でんん?とかあれ?とか呟く上司!かわいい!でもそれ絶対私の計算がおかしいだけだから何回も計算し直さないで早く私に突っ返して欲しい!しかしかわいい!
今日、淡い桜色の着物に水色のレースの肩掛けを身につけて、片側で三つ編みにした髪に花飾りをつけた女の人がいてとっても可愛かった。それぞれの物が可愛いとかコーディネートが可愛いとかも勿論あるんですけど、なんというか明らかに自分の中に確固としたテーマがあるのがはっきり見て取れるのがいいなあと思いました。意志を持って服を着る人というのはすごく好きです。
私は少し病気です
もう今年も十日とすこしか。何とか生き延びられたのでよかった。あと十日のうちに死ぬ可能性もありますが。
まともな人間になりたいとずっと言っているけどどこもかしこもだめすぎというのもありどこから手をつけていいのかまるで分からなくて、結局まともな人間になりたいと言っているだけで終わった。来年は人間になりたいと思う。多分また思うだけで終わる。
今年は働き出してお金を貰えるようになったのでいろんなものを買ったりした。という訳で自宅にBD再生装置が一切ないにも関わらずまりんとメランのBDボックスを予約した。BDプレーヤーは今から買います。超楽しみ。 唯一の懸念は「せっかくだから一気に通して観たいけど鬱パートになった時に飛ばさずに観る元気があるかどうか」です。
これは「愛のむきだし」かなあ。
いろんな要素をこれでもかと詰め込んで勢いでぶっとばす映画なのでどういうところが好きかと言われると大変に困る。でも主人公のユウの盲目的かつ自己中心的な献身と、それがちゃんと報われるところが多分いちばん好きです。現実にいたら迷惑以外の何者でもないけど、フィクションにおけるこういう男の人はかなり好きです。
日記
働き始めた頃は土日を両日とも睡眠でつぶしてしまうことが多かったが、最近やっと一日は動けるようになってきた。と同時に「絶対に無理だこのまま続けているとお互いに不幸にしかならない傷が深くならないうちに辞めた方がいい」という強迫めいた気持ちも薄くなってきたように思う。ゴールデンウイーク辺りがマックスだった。まさに五月病といったところか。
超実践的DTP入門―こちら大久保デザイン事務所 (Mac Fan Books)
- 作者: 木村菱治,カムカム
- 出版社/メーカー: 毎日コミュニケーションズ
- 発売日: 2000/02
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (1件) を見る
超実践的DTP入門EPISODE2―新こちら大久保デザイン事務所 (Mac Fan Books)
- 作者: 木村菱治,カムカム
- 出版社/メーカー: 毎日コミュニケーションズ
- 発売日: 2001/02
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (1件) を見る
超実践的最新DTP入門―こちら大久保デザイン事務所 (Mac Fan Books)
- 作者: 木村菱治,カムカム
- 出版社/メーカー: 毎日コミュニケーションズ
- 発売日: 2003/08
- メディア: 単行本
- クリック: 1回
- この商品を含むブログ (1件) を見る
買いました。
仕事は当然として趣味でもまったく使わないのに買ってどうするとは自分でも思うんです。それでずっと迷ってたんです。でもどうしても読みたくて買ってしまったんです。
案の定おもしろかったので満足です。昔は鷹司くんをあほだな〜〜ばかだな〜〜使えないやつだな〜〜と完全にばかにしていたんですが、今になってみるとどんなに失敗してもめげず腐らず逃げ出さず少しずつでも成長していてすごいなあと思います。超人か?
しかし三巻のサービス精神はすごい。付録が多くて感動する。
ただし当然ながらところどころ情報が古い。でも一巻の頭とか特にそうなんですけど時代に関わらない初心者向けの基礎的な内容はいつ見ても役立ちそうです。あと「ああ〜〜この頃まだQuarkXpress優勢なんだ!!」とか「ああまだガンマ1.8なんだよな」とかいちいち思うのが楽しい。まあガンマ値がなんなのかさっぱりわからないけどな!
そしてガンマ値について調べていたら百年ぶりくらいに「ま〜ぱのコトテン」というタイトルを見掛けてぎょっとした。
美少年ネスが次回で最終回ということで大変落ち込んでいます。嘘だと言ってくれ。
無題
日頃上司がかわいい!上司がかわいい!しかも優しい!周りの方も全員優しい!でも何も報いれないどころか迷惑しか掛けてないので死にたい!というようなことしか考えずに暮らしているのでいざちょっと難しいことを考えようとするとだめだったというのが下の記事です。
無題
若干政治っぽい(あくまで「っぽい」)話をします。以下のツイートについて。
これから日本が目指すべき目標は「質のよい後退戦」だと思います。年老いて、気力体力が失われてゆくことは個人にとっても別に不幸なことじゃない。それが自然の理なんですから。むしろ、これを奇貨として、人類史はじめての「たたずまいの端正な隠居国家」の実現を国家目標に掲げる方がいい。
— 内田樹先生 街場の至言(非公認bot) (@tatsuruwords) 2015, 11月 6
この発言は最低だと思うわ。 お前が年老いたからといって、それに国家を巻き込むなよ。お前は勝手に朽ちていけばいいが、若者はこれからもいきていかにゃならんのだ。 https://t.co/a7Qd2RD1WK
— ながし (@Pnagashi) 2015, 11月 6
私は内田樹のことはよく知らないのですが、というか名前くらいしか知らないのですが、正直この発言が的外れとはあんまり思いませんし最低だとは全く思いません。政治家がおおっぴらにした発言だったらまずいとは思いますが。
私は若者と言っていい歳でしょうが、この国が年老いていること、気力体力が失われていくこと、朽ちていっていることは自明だと思っていましたし、過去の栄光は過去の栄光であってこの先はゆるやかに下り坂を下るものだとも思っていました。今でもそう思っています。そりゃあ、祖国が強くて大きくて偉かったら、そうでないよりは嬉しいでしょう。でもそれに見合ったものをもはや持っていないのに無理して強く大きく偉くあってほしいとは思いません。もっと他にやることがあるのではないでしょうか。既に落ち目(というと言い方が悪いですが、あくまで以前の勢いに比べると、という程度の意味で)なのは明らかなのに見栄を張って第一線にいようとするのも痛々しいし、そもそもコストがかかるばかりじゃないか、やめとけばいいのに、と思う。
でもこれは物心ついた頃にはすでにバブルが弾けていた人間の感想に過ぎないので、この国の輝かしい時代を知っている人からしたらとても許容できないものなのかもしれない。
あと、まさに「かつて隆盛を誇った国家が敢えて計画的に後退する」という話が『半島を出よ』に出てきて、賢い方針だなあととても納得したのでその影響は大きいと思います。
というかこれは内田樹と下のツイートをされた方で「後退」や「隠居」のイメージがずれているせいでややこしい話になっているんじゃないですか。
至極どうでもいい追記:正直この国のことは沈みかけの舟のように感じてはいますが、私などという生かしても何の得にもならないどころか損害しか与えないような人間をここまで生き延びさせてくれたという点だけでも感謝してもしきれないので、もし沈むのなら共に死ぬまでだしそうならないために命をかけて足掻くくらいのことはしなければならないと思っています。
わけのわからないワードアートを多用する日も近い
ずっとExcel方眼紙を「美しくないし入力しづらいし意味がわからない」と罵り続けていたが、昨日とうとう「あ、ここのデータExcel方眼紙で作ってくれた方が加工しやすかったのに」と思ってしまった。Excel方眼紙派の方々にもExcel方眼紙否定派の方々にも申し訳が立たない。
と思ったがあの場面での最適解はExcel方眼紙ではなく、「Excelの表をWordに貼り付けてWord上で加工する」だったんじゃんということに気が付いたのでちょっと立ち直った。と思いきや「Excelはあくまで表計算ソフトなんだよ!!Excelで何でもかんでもやろうとするな!!Wordを使ってくれ!!」と怒っていた自分が「Excelで何でもかんでもやろうとする」思想に完全に染まってしまった事実に余計落ち込んだ。
大体林檎信者であるにも関わらずマイクロソフト製品にここまで心を砕かなくちゃいけないのがいやだ……。NumbersとPagesを呼んでくれ。