無題

今週のお題「一番古い記憶」

 本当に一番古いかどうか自信はない。

 幼稚園に通っていた頃の記憶です。私は私立の幼稚園に通っていたのだけど、近くに系列の高校や大学があったので行事の際にその施設を使ったりすることがままあった。その時は多分高校の運動場で運動会の練習をしていたように思う。

 並んで座り何かを待っていた時、しゃがんだ脚の間に頭を入れるようにして向こう側を覗くと景色が天地さかさまに見えて面白いということに気付いた。それでそうして空を眺めていると、おそらくは体育の授業か何かで外に出ていた女子高生たちが私を見て笑っていた。今になって思えばほほえましく(または「変なことしてる子がいるなあ」くらいの調子で)眺めていただけなんだとわかるけど、当時の私は「馬鹿にされた!」と感じて急激に恥ずかしくなり泣いてしまった。無駄にプライドの高い幼稚園児である。思えば大人が私と話すときに動物にさん付けをしたりするのも「子供扱いしやがって!」と感じて憤っていた。

 女子高生は自分たちが理由で私が泣いたらしいことはわかったようだけどどうしていきなり泣き出したのかがわからず(当然だ)に慌てていた。ごめん女子高生。しかし、幼稚園児だった私がとっくにあの女子高生たちの年齢を追い越しているということは彼女らもすっかり大人になっているということですよね。変な感じ。

近況

 忙しくて間があいたからその間起こったことを記録しておくかと思ったけど、ほぼ仕事しかしていなかった。

 とりあえずずーーーーーーーーーっと懸念事項だったことがひと段落つき(終わったとは言っていない)すこしだけ安心している。しかしその間にもやらなければならないことは山のように溜まっていて、私の処理速度は明らかに仕事の溜まる速さの3パーセント未満なので本当に困っています。たしか試用期間はもう終わっているはずなのにどうして馘になっていないのか理解ができない。

 人に会ったり二次元に逃避したりすることでかろうじて命を繋いでいます。とくにたびカワにはお世話になっている(「死にたい」と思うたびに「いや、たびカワの最終話を読むまでは死ねない!!」と思い直す)ので江野スミ先生には本当に感謝しかありません。江野先生、生まれてきてくださって、そして創作をしてくださってありがとうございます。そんなたびカワおよび美ネスの発売日は9月11日ですので何卒よろしくお願いいたします。