ナイス美少年

 お題の『地元のメリークリスマス』でなにか書こうと思ったのですが警固公園を撮影できなかったので頓挫しました。なぜ。福岡市で最も「クリスマスに一人でいると虚しいこと間違いなしのスポット」なのに。

 

 『美少年ネス』を楽しく読みながら、たびカワも待ち遠しく思っています。

 好きな作家さんの作品を一話からリアルタイムで追いかけるというのは多分はじめてなので、いつもどきどきします。作者でもないのだからそんなのを気にしても仕様がないとは思うけど、ランキングやコメントをつい見てしまう。

 意外だったのは、これまでの作品を踏まえると「ああ、大衆向けにマイルドにしてきたんだな」と思っていた『美少年ネス』が「ぶっとんでる」とか「(いい意味で)おかしい」と評価されていることです。言われてみればかなり変だよな、この漫画。

 もちろんたくさんの人に見てほしいし、評判がよくて単行本化されれば「江野さんの作品を紙媒体で持ちたい(いや、同人誌は持ってるんですけど、そうではなく)」という願いも叶うのでしてほしいとは思っています。ただ一信者としてもっとも強く願うのは「好き勝手してほしい」ということです。いろいろな事情があるだろうし、うけなければご飯を食べられないようになってしまうのですから百パーセント好きにやることは無理だろうと思います。でも、勝手なことを言わせていただけるのならば辛くない程度に好きにやってほしい。この作者さんならば好きにやった結果素晴らしいものができるに違いないと思ってるし。ある程度自由に描けているといい。

 基本的に、好きな漫画家さんに対しては常に「風呂敷の畳み方とか順位とかあんまり考えなくていいから思いっきり好きに書いてほしい」と思っています。沙村広明森薫あたりは特に。というかこの方たちはそんなこと言われなくても結構好きにやってらっしゃると思うけど。

 何かをつくるということは大きな苦しみが付き纏うものなんですよねきっと。私は生産性皆無・消費性抜群の、何も生み出せない人間なのでよくはわかっていませんでしたが。江野さんを見ていてそう思いました。明らかに特異な才能があり、それに驕らない精神を持っているのだから、もっと自信を持って好き勝手やっていいと思うんだけどそれは外野の意見でしかないんですよね。自分でも何書いてるのかわからなくなってきましたね。

 という感じで美少年ネス、ぶっ飛んでてひどくて意味がわからなくて最高なので是非。