「美少年に生まれた者が美少年なのではない!

人は美少年になるのだ!いつからでも!」

 やっと美少年ネスを読めました。ここまで来たらいつまで経ってもMangaONEのiOS版がリリースされないことを期待しておきます。

 よかったのは何と言っても意味不明なまでの美少年推しです。とにかく美少年が好きという気持ちがひしひしと伝わってきて、森薫先生の描くメイドを見る時と同様の幸せな気分になれます。そして(恐らくキャラクター本人の中ではちゃんとあるのだろうけど、傍から見る限りの)脈略のなさとか、奇人変人の描き方の変わらなさがとてもいいです。

 残念だったのはやはりキチガイ成分が物足りないことと手書き文字が減ったことです。前者は意図のあることですし「まだ後にたびカワ控えてるから!大丈夫!」という安心感があるんですが、後者は多分ずっとこのままだろうから残念です。綺麗だけど妙に味のある字を書かれる方で、私はすごく好きなんですが。あの字だからこその面白さがあったんだなあ……と減ってからそのありがたみに気付きました。四話の「オレンジジュ——ス」とかいいんですけどね。

  あと、伸斗君の顔のつくりは既視感があるなと思ったんですけど、九井諒子さんの描くラフな感じの顔に似ているんだと気付きました。

 

 そしてきんにく先輩、いい人そうだし「><」の時の顔がかわいすぎるので欲しい。一家に一きんにく先輩欲しい。私も乳首に油性ペンで丸をつけてぎゅーっとしたい。