食べたことのないいくつかの魅力的な食べ物についての話
すあま
たれぱんだの好物として知った。修羅の国ではメジャーでないため味や食感は想像するしかない。たれぱんだのイラストでは饅頭っぽかったが画像検索すると蒲鉾のように見える画像がたくさんある。蒲鉾っぽいルックスのやつは食べてて視覚と味覚が混乱しないのだろうか。
甘食
同じく修羅の国ではメジャーでない。丸ぼうろのようなものか?と思っていたが調べてみるとその推測はあながち間違っていなさそうである。ご存知のない方に説明しますと、丸ぼうろは佐賀銘菓でまるい煎餅のような形をした焼き菓子で、卵ぼうろのようにかたくはありません。一般的にどうかは存じませんが私の生家ではしばしば法事の際に住職に出される茶菓子として用いられていました。そして余ったのを私が食う。
カルメ焼き
科学実験で作られる食べ物第一位(のような気がする)。しかし実際に実験をしているのを見たことがないし売っているのも見たことがない。そもそも食べ物なのか分からず、子供の頃家人に「これ食べ物なの?」と訊いて「わからん」と言われたことがある。サクサクしていそうにも見えるしフワフワしていそうにも見える。材料から考えるとべっこう飴とか綿飴のような味なのか?
レーズンバター
バターが好きです。全然溶けていないまだ冷たいバターを齧るのも大好きです。すぐ溶けるように常温保存するとか狂気の沙汰かと思う。すみません言い過ぎました。
昔、江國香織のエッセイかなにかでレーズンバターをそのまま食べる話を読んでずっと憧れていたのだが、まだ食べたことがない。絶対に美味しい。
ムサカ
例によってヘタリアで知りました。揚げた茄子、じゃがいも、挽肉、ベシャメルソースとか美味しいに決まっている。
蘇
進研ゼミの副教材に載っていた。食生活から歴史を見る、というようなテーマだったと記憶している。あられとか水飴とか、味の保障がされている安全牌よりもこの怪しげな「日本最古のチーズ」が異常に美味しそうに見えた。作り方は難しくないのだけど時間がかかるので作ったことがない。今作るべきなのかもしれない。
巣蜜
以下の記事を読んで以来ずっと食べてみたいと考えている。8年も焦がれていたのか、私……。
とろ~りあふれる自然な甘さの「巣みつ」を食べてみた - GIGAZINE
ニョッキ
よく聞くし、修羅の国でも普通に売っているのだが考えてみると食べたことがない。すいとんに似ていると言われるがすいとんを食べたことがないので想像もつかない。ダンプリング系統の食べ物は大体好きなので多分好きだと思う。と言いつつ好みじゃなかったらどうしようと思うとなかなか手を出すことができない。
ディル
食べ物じゃない。
江國香織の『落下する夕方』の中で、彼女の作ったサンドイッチがおいしいと言われた主人公が「そう?ディルが少し入っているの」って返すシーンがあって、小学生のころからずううっと気になってたのにちゃんと調べたことなかったんですよね。なんとなく粒マスタードの粒のようなものをイメージしてたんですけど今調べたら全然違った。