書くこと

今週のお題「書くこと」

 はじめ、これについて手書きで書いて写真に撮ってアップロードしてみたのですがなんか恥ずかしくてやめてしまいました。

 私は昔からものを書くのが嫌いでなく苦手でもなかった(これを読んでらっしゃる方はおよそ信じ難いと思いますが)のですが、物語を書くというようなことにはさして興味がなかった気がします。大きくなって二次創作という概念を知ってからは、既存の物語なり何なりのその先とか描かれなかった出来事とかを妄想することは多少ありますけど、その程度です。

 じゃ何書くかっていうと極私的なことばっかりなわけです。こういう出来事があった、そしてそれに対してどう思った。こうして見ると自分大好き人間ですねえ。高校生辺りからは誰々(大抵二次元のキャラクター、八割方女性)が可愛い神尊い素敵、というのが増えてくる。ついでに受験勉強の進捗とかも書いてある。

 で、かつて大好きだったテキストサイトの管理人の方がブログに移行しているのをたまたま見掛けて、それで私も書いてみようかなとふと思いついて今に至ります。

 わざわざ全世界に公開していることについてはこの上記のきっかけ以外に理由はないのですが、そもそも何で書いているのかはよく分かりません。書くといい気持ちがするからとか、ストレスの解消とか、くだらない思い付きを適当に吐き出しておいて人と会話するときにこんなくだらない話を喋るのを予防するためとか、理由のつけようはあるんですけど結局のところ惰性ではないかと思います。くだらないことを頭の中でぺらぺら喋ってしまうので、まあ書いておくか……という、それだけです。

 もうちょっとポジティブな内容を書くべきだった気がしますが、正直こんな感じです。

追記

 大した内容ではないんですが、書こうと思っていたことを思い出したので書き加えておきます。

 先でストレス解消とか、書くと気分がいいみたいなことを書きましたけど、実際書いていいことばかりかというと全然そんなことないです。むしろよくない。恥ずかしいことを勢いとか自己陶酔で書いてしまって後悔したりだとか(書いてしまったというその事実そのものが恥ずかしいので消せばいいというものではない)、よく分からないことについて考えながら書いたらあんまり嬉しくない結論に到達してしまったとか。ただ後者については、書く書かないに関わらず考えをこねくりまわしてしまうので——書こうと思って余計に考えるのは確かですが——書くということだけに責任を押し付けるのは筋違いな気もします。

 それから自分の文章でよくないと思うのは一文の長さとそれにも関わらず読点の少ないこと、そして恥と照れと甘えと言い訳が全面に出てるところです。ただし読点は自分の好みで半ば意識的にやってるので直すつもりはない。読点を沢山打つと息があがっているようで苦しくなるから。あと最近漢字の閉じ開きがよく分からなくなってきました。ひとに読まれる文章を書くときに読み易さを意識して自分の好みを無視していたら段々自分の趣味を忘れた。

 でまあふたつ前の段落の話に戻りますが、書いたって考えたってさしていいことないし、誰かを楽しませたり役に立つようなものを書けてるわけじゃないにも関わらず、三箇月だか四箇月だか書かずにいても(といってもここに書かなかっただけなんですけど)やっぱりまた書くのを再開する程度には書くことなしに生活できない人間なんだろうと思います。惰性でも。