Commandをうまく押せない

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この漫画を読んで考えたことなど。

 作者の方が「セックスって高度なコミュニケーションだったんだ!性器があればできるようなもんじゃないんだ!」と気付くシーンがあります。しかし私は反対にセックスを高度なコミュニケーションだと過剰に思い過ぎている気がする。普通のコミュニケーションでさえ相当無理なのにそんな高等なの絶対できないという絶望とそもそも私とそういう高度なコミュニケーションをとろうと思ってくれる人がいないという事実。

 「後日談」の中に「柔肌の熱き血潮に触れもみで 寂しくない!」という言葉が出てきて思わず笑ってしまった。私は寂しいです。でもこの寂しさって誰かと付き合ったりセックスすれば解決するようなものでもない気がするし、どんな僥倖が私に降りかかったところで一生寂しいんだろう。この点については漠然とした確信がある。というのは多分、仮に私が人並みの容姿ともう少しましなコミュニケーション能力を持ち男の人と付き合うことができていたとしても家族を作るのは私には絶対向いてない絶対無理、だから死ぬときは孤独死に決まっている、と思ってるからです。我ながらホスト遊びとかにはまりそうな思考回路だ。あるいはあれだ、裸の自撮りをネットに上げるとか。恋もせず家族も作れないとなればどうやって寂しさを埋めればいいんだろう?友達たちが結婚したり親が死ぬ前に解決しておくべき課題だな。

 一話の「そ、そんなブレーキいらんわ!!! 私は!自分を大切にできるようになる!! 自分で自分の願いや欲望がわかるようになる!!」という台詞は本当に感動した。こうなりたいなあ。無理だなあ。