日記

 昨日は友人と遊んだ。恋人との間に結婚の話がでているということだったのでよかったよかったおめでとう!!と思ってその話を聞くつもりで行ったのだけど、私の考えている以上に不安な様子だった。「お前は今のままではだめなのだ、○○であらねば見捨てられる」「お前には××なんてできない」といった類の呪いの集中砲火を浴びている女の子で、そのせいもあってだめな自分は彼にそのうち見捨てられるのではという不安が一等強いようだった。私は毎回毎回むかむかしながら「私はあなたのことを全くそうは思わないし、だいたいそういうやり方は控えめに言って好きではないし、控えめでなしに言えばかなりむかつくし怒っている」とか出過ぎたことを言っている。

 「○○であらねば彼に見捨てられる」という意味合いのことも言われているということだったので、それは!彼にも!失礼だ!!冒涜だ!!その台詞は彼女でなく彼女の恋人をも馬鹿にしていることに気付かないのか!!と思って、いつも以上に差し出がましくも「それはよくない呪いだ」と言うと「呪い」という語感が強烈だったので彼女はちょっと笑っていたけど、私は完全に本気でした。

 彼女の不安と対照的に彼のほうは随分能天気にうきうきしている様子らしいので(とは言えそれは彼女のフィルターを通しているからというのもあるだろうし、話を聞く限り彼も相当考えに考えた結果のことで、何も考えなしに言っているとはとても思えない)、彼の能天気と愛が彼女を素敵な場所に連れてってくれそうな気がする。彼はなんだか本当に彼女がかわいくて仕方がないらしく、はじめ何をするにも恥ずかしくて必死なのがまるわかりだったのがこのところ息をするようにこっぱずかしい台詞を言ったりするとのことだった。何を言われたのかは教えてくれなかったので本当に相当恥ずかしいことを言ってるんだろう。まったく恥ずかしい男だぜ○○くんよお、とちょっと耐えきれなくなったりしたが、でも彼女のためにはよかったと思う。

 彼女がこれからも彼にめちゃくちゃ大切にされて、彼女自身も自分を大切にできるようになって、呪いから脱出できて最高に幸せになる呪いをかけたい。かけます。

 

 もうちょっと他のことも書くつもりだったんだけど必要以上に熱くなってしまったのでもうやめます。