Gallus gallus domesticus

今週のお題特別編「子供の頃に欲しかったもの」
〈春のブログキャンペーン 第3週〉

 子供の頃いろいろと意味不明なものを欲しがっていました。

 道具、それも理系っぽい道具でなるべくアナログ的なもの——電卓でなく計算尺、マイクロメーターでなくノギスが欲しかった。電卓だってマイクロメーターだって欲しかったのですがそれ以上に計算尺とノギスが魅力的すぎた。正直今でも欲しいですが使い途がないことはよくわかっているので我慢しています。子供の頃は我慢がきかなかったので電卓は買ってもらいました。欲しいものの中では比較的に使えそうなものをチョイスしている辺り多少の分別はあることが伺えますね。でも電卓も使わないということに気が付くべき。

 そして高校生になってからも「センター試験の翌日に学校で採点会を行う際に点数の計算で必要になる」という理由で嬉々として電卓を新調しています。この歳になって小学生の時点と同じ程度の分別しかないことにも驚くし、センター試験という大事な時期に嬉々として電卓を買う辺りの馬鹿さ加減もどうかと思う。でも今よく考えると、本当はMILANの電卓が欲しかったけどそこまでするのもどうかと思った結果が無印の電卓だった気がします。

 確かこれが欲しかった

我ながらわずかな分別がむしろ腹立たしいですね。

 あとこういう系統でものすごく欲しかったけどこれこそ本当に使い途がなかろうと思って誰にも言えなかったのがこれです。  

コクヨ 数取器卓上式 4桁 1連 CL-202
 

 自分でも意味がわかりませんが、正直これも今もしももらえたなら絶対めちゃくちゃ喜ぶ。 たぶん一つの目的だけに特化した専門的な道具が好きなんだと思います。交通量調査のアルバイトを一度でもやっておけばよかった(数取器を扱えるだろうから)と本気で後悔している。