あたしの全部を

※「まりんとメラン」ネタバレ注意、あと途中から飲んでます

 新年度の前にやり残したことないかなと考えた時ふと「あ、まりメラ観てない」って思ったんですよね。昨日の昼頃に見始め、暇だし少しずつ見てもまあ今月中には見終わるでしょと考えてたんですけど、結局中断するタイミングがなくて今朝見終わりました。アホだ……。でも後悔はしていません。一気に観てよかった。

 メランとまりんの関係性が完全に恋愛として描かれているというのは聞いていて、だからこそ興味があったのですが、予想以上に恋愛でした。「恋人」っていう単語が出てきて驚いたし最終回はもっと驚いた。

(ここから下は飲んでいます)

 あと、ここ一年程ネウロに嵌りこんでいて「チートでよほどのことがない限り負けないとわかっている人外」に慣れきっていたので、メラン(をはじめとする銃剣士たち)が普通に傷付き血を流すのが妙に新鮮、といったら違うけど、そんな感じでした。なんとなく覇記の「神は血を流すのか」「流す それもオマエ達と同じように」を思い出した。

 このアニメ、鬱展開そのものがきついというより躁鬱の差が激しいのがきつかった。物事がうまく進みだすと「くるぞ、そろそろくるぞ……」って思ってしまうし、そう覚悟したところで実際に鬱シーンを見るのはつらい。モノマキアによる襲撃に関してまりんに対する誤解や逆恨みが生じるのは理解できるんだけど、それ以前からしつこくまりんをいじめていた人たちは何か背景が掘り下げられるんじゃないかと思ってたけど特になかったな。特にいじめっ子の女の子のリーダーみたいな子はなにかあるのかと思ってたんだが。あと一信はそもそもまりんにちょっかいをかけていた理由が「ちょっと好意があるからいじめたい」みたいなやつだとしても私は絶対に許さんぞと思いました。かつて5年以上アラン・ド・ソワソンを憎んでいたようにな……!!

 「誤解や逆恨みが生じるのは理解できる」と書いたけど理解できるというのは納得できるということではなくて、これはどんなアニメや映画や小説にもしばしば出てくる状況だけど何回見ても慣れない。きつい。このアニメ人の話聞かないやつ多くないっすか?ガタガタ言わずに話聞けよ!って何度思ったことか。仕方がないと思えるのかおりの母親くらいだよ、そしてそれゆえにかおりの母親のシーンは耐え難い。でも私も同じ状況に置かれればまりんを白眼視しメランに石を投げるのかもしれないって考えると余計つらいな……。

 最後に関しては最初完全に別離エンドだと思って「ずっと一緒って言ったじゃん!馬鹿!」と仕方ないと理解しつつも半ば怒ったり悲しんだりして、もう本当に恥ずかしながら「いっそあのまま二人一緒に死んじゃってた方がまだ良かったんじゃないか」と考えるくらいでした。が、ウワー誰かこの苦しみを分かってくれよーとネットの海を彷徨ったところありとあらゆる手段で二人を添い遂げさせようとする人々で溢れていたのでちょっと安心した。妄想は自由だ。妄想は自由だ!まりんのちゅーは凄いんだし二人の愛はもっと凄いんだろうから大概は愛の力でどうにかなるだろ!ならなかったらララに頼れ!

 

 今日は、いや昨日は大学受験をしていた友人(さんざんこのブログに登場している私が神と崇めるT)が受かって、それももちろん嬉しかったけどそれをすぐ私に教えてくれたこともすごく嬉しかった。合否は正直彼女なら受かるだろうと思ってあまり深刻には捉えていなかったからなあ。と言いつつ神社行ったけど……二回……

 大人になってよかったのは遠くに行くためのハードルが低くなったことだ。だから私は彼女が遠くに行くことになってもすぐ会いにいけると思えばそれほど悲しくはない。おいでって言ってくれたしね。