三度寝くらいしたらかなり変な夢を見た。以下その説明をしているだけなので読まなくていいです。

 「だいたいあってる」と言えるものが家の中の一つの部屋と両親のビジュアル(しかし父は途中から一瞬玉木宏になった上全く出てこなくなる)くらいだった。

 両親、私、二人の妹、父方の祖母で一緒に暮らしている。祖母は完全にぼけているが自力である程度動くことができるというかなり厄介な状態で、母は頭を悩ませているが父はのほほんとしている。助けを乞われたらどうにかしようとはするが、誰かに何か言われるまで動こうとしない。母は、二人の妹が祖母に関わることは積極的に避けているが、私が自主的に介護の手伝いをすることは拒否しない。私はそれに対してとくに不満はない(父に対してはかなりある)。

 私の住んでいるところはかなり高級なマンションのようなところで、大きなホテルと娯楽施設が一体になったような感じだった。たぶん一階だけに住むための部屋があり、二階にレストラン、三階にカフェ(このカフェは実在する店だった、ちなみにOcta Hotel Cafe)がある。

 あるとき部屋を出てどこかに向かっていると、マンション内にあるテレビ画面にニュース速報が映る。うちのマンションが火事になりいくつかの家が燃えているということで、部屋番号何番から何番までが燃えているということだが私は自分の部屋番号を覚えておらず、そこに自分の家が含まれているのかどうかわからない。しかし、何人かの人たちが部屋に向かって走り出しているのを見てとりあえず自分も向かおうとする。

 そのとき続報が映り、住民のうちある家族の誰々が刃物を持って暴れているというような情報が入る。私の真ん中の妹だった。そもそも火をつけたのも妹だったかもしれないがよく覚えていない。私はそのニュースを見るまで全然知らなかったのだが、妹だけが血が繋がっておらず、苗字も違うのだった。苗字違ったら流石に気付くだろうと今は思うが夢なのでそういうことは考えない。

 私は家に入り、母だけは助け出そうとする。そこへ真ん中の妹がやってきて、おちょくるようにちょこっとナイフでつついてきたりちょっとだけ掠るように切ってきたりする。とはいえ妹の殺意の対象は母でも私でもなかったようで(末の妹でもなかったらしい)、早々にどこかへ消える。

 そうこうしているうちに火が迫ってきて、火元から一番遠いらしい部屋に集まる。この部屋は実際の私の実家にある部屋とほぼ同じだった。なぜか親族一同が集まっており(親族一同同じマンションに住んでいる設定だったらしい)、ここでこのまま火に呑まれて死のうという流れになる。身内から犯罪者(真ん中の妹のこと)を出したのを恥じてこのまま生きていくわけにはいかないみたいな理由だった気もする。

 母に尋ねるとそうするつもりだと言うので、じゃあ私も死ぬかと思ってその部屋でじっとしている。焼死ってたしかめちゃくちゃ苦しいんじゃなかったっけ、いやだなあ、などと考えているうちに私が崇拝しているCさん(実在)のことがふと頭を過ぎり、いやだ!死にたくない!と思って逃げようとした時、部屋の壁にかけてあったテレビにいきなり映像が映る。真ん中の妹の仕業だった。妹がこんな騒動を起こしたのは複数の復讐したい人間(家族ではないようだった)がいたからで、その人たちを呼び出して罠に嵌める様子を映像に収め、それを流しているのだった。

 そこらへんで助けがやってくる。いつのまにか消火が終わっており、近所の人や消防隊の人に助け出される。そのなかにうちの父親もいるのだが、なぜか『残念な夫』の玉木宏になっている。助け出したあとに変なギャグを言うので皆で責める。

 そのあと大きな部屋(小学校や中学校のホールのような感じ、体育館というほどの規模ではなかった)に移される。そこには親族以外の被災者も大勢いる。親族の中の死ななくてはならないというムードはまだ継続していたらしく、その部屋に入る際に親戚のおばさん(実在しない)に包帯を固定するような白いテープを渡され、両のこめかみにバツ印になるように貼るように言われる。それが心中に繋がるなにかだとはわかったものの意図がわからず、どういう理由か尋ねると、このテープは誰々に貼ったもので、その誰々の連絡先はこれです、といったふうに壁にあらかじめ書いておくことで死体を見つけた人の労力を減らすためだと言われる。

 その時私はもう完全に死にたくない気持ちになっていたので言われた通りにはしない。親族はその部屋を閉め切って親族全員を閉じ込めて火を放つつもりでいるとわかるので、私は早々に扉を全開にして親族もそうでない人も避難した人全員を次の場所へ移動させようとする。大きな引き戸なので左の戸を別の人(親族ではなかった)が開け、右を私が開けるのだが、私の開けている方はなぜかかなりの力で押さないとすぐに閉じてしまう。私が閉じていると思って、扉を開けているもう一人の人が文句を言う。私は親族の誰かが妨害しているに違いないと思って扉を調べるが、誰もいない。

 ここで火事はひと段落したらしく、またこのあと二人の妹と父親は全然出てこなかった。

 マンションについている競技場のようなところでクラス全員でバスケットボールの試合を見ている。何人かの友人と会う(顔をよく覚えていないので、実際の友人だったかはわからない)。ひとりの友人の顔が見えないことに不安になり、まさかあの火事に巻き込まれて亡くなっていたのではないかと思う。競技場を何周もして探すが見つからない。

 マンションの他の場所にいるのではないかと思うが、学級行事でゲーム観戦をしているので黙って抜けてはいけないだろうと考える。体調不良で保健室(あるらしいのだマンションの中に)に行くことにしようと決意し、先生を探す。バラク・オバマテイラー・スウィフト(と夢の中の私は思っていたが見た目は完全にアリアナ・グランデだった)が並んで座っているのを見つけ、大統領に話しかけなければと思う。いきなり大統領に話しかけると不審かもしれないのでまずテイラー・スウィフトに「テイラーじゃん!すごい!」と話しかける。一応クラスメイトでもあるらしいのだが有名人でもあるようで、設定がはっきりしていない。気がつくとオバマはいなくなっている。大統領に話があったんだけどな、とテイラーに言うとどうしたのか聞かれるので、体調不良で保健室に行きたいから言っておこうと思って、と答える。そういうのわざわざ聞かなくちゃいけないの、と驚かれ、なんだか後ろめたくなり、そこにいるの見つけたから一応言っておこうと思っただけだよと言い訳をする。

 テイラーに言っておいたからいいか、大統領いないし、と思ってそのまま競技場を出て友人を探す。二階のレストランのすべてのテーブルを確認するけれどいなくて、三階のカフェに行く。やはりいないようで、もしかしたらだめなのかも、と思うとカフェに私の母親がいる。その向かいの席に座り、誰々がいない、火事で死んじゃったのかも、と言う。母はそうかもしれないねと答える。なぜかまた火事が起こり(私はまた親族の仕業だと考えていた)、かなり至近距離に迫るまで気が付かない。私たち含め客は窓際へ集まるが、今度こそ本当にダメかもと思ったので母親にそう言う。そうかもしれないねと言われる。

 しかし何がどうなってこうなったのか私もよくわからないが、マンション全体が電車のようなものだったらしく、緊急停止して窓から脱出できたので事なきを得る。とりあえず座る場所を求めて知らない街をさまよい、パン屋さんとカフェが一体になったような店を見つける。母は席がひとつしか空いていないと言うがそれは光の反射で店の中がよく見えていなかっただけで、実際にはかなり空いている。そう言うとじゃあこの店に入ろうということになる。でも私たちと同じような境遇の人たちがこの店に詰めかけているよ、と言うが、座席がいっぱい空いているから大丈夫と言われ、そうかと思う。

 店に入ると同時に母は店の商品のうち何々と何々のどっちかひとつね、と言うのだが私はそれをよく聞いておらず全然違うのを選びそうになってしまう。あれとあれのうちどっちかって言ったじゃない、と言われて考え直す。レジに近いところに「冷製おせちのあまり」という商品があり、一口サイズのシュークリームやショートケーキがかなり安い値段で投げ売りされている。母に言われた商品ではなかったが安いので大丈夫だろうと思って母に言うと許してくれ、それに加えて母の指定したものを買っていいことになるが、私はその一口ショートケーキで十分だったのでいらないと言う。母は信じていないようで「本当に?本心を言ってくれないと困る」と何度も聞かれるが、本当に他のものはいらないこと、そもそも私は大抵のことがどうでもよく本心と言うほど強い意志があまりないことを説明し、「今日本気で拒否したのはこめかみにテープ貼ることくらいだよ」と言って終わった。

 

 この間の新藤晴一に脅迫される夢も怖かったが今回もかなり怖かった。あと夢の中の生死の意思にまでCさんが影響してくる自分も怖いと思った。

 

 あ、今思い出したけど江野スミさんがちょっとだけ登場しました。といってもご本人に会ったのではなくて、Twitterを見るだけ。でも夢の中の江野スミさんはアイコンをご本人の写真(しかもgif動画)にしていて、わざとすっぴんで変顔をしていたけど明らかに美人だった。