wails sore and me
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さて、ここにモロゾフは花結の月夜桜9個入りが、あるんですよね……（頭を抱える）
しかしただでさえ毎年毎年自分のためには海外の高級チョコレートを買っていたというのに、その上いくら差し上げても足りないくらいの相手なのにわざわざ国内メーカーのそれも義理向け低価格帯のものを選んで買ったのは勘繰られたくなかったからに他ならない訳です。それなら月夜桜はちょっと狙いすました感じがだだ漏れではないだろうか。考えすぎか。もうピエールマルコリーニだとかジャンポールエヴァンだとかサダハルアオキとか差し上げた方がいっそ清々しいのではないだろうか。
そして花結に関して「おじいちゃんに渡したいですね」って書いてあるページを見つけ、自分のセンスに対する自信をまたしても失った。
それにしてもなんというか、バレンタインに憧れの（というとあんまり陳腐で恥ずかしくてこの語は避けていたんだけど）大人の人へチョコレートを渡すかどうか、渡すとしてどんなものを渡せばいい感じなのか悩みに悩むなんて中坊、いや小坊、みたいなことをやっているなあと思う。
多分このままだともう一生会わないし（でももう一生会わないのかもなあと思ってから偶然何度か会ったりしている）、それをいいことにやけくそで会って渡した方がいいのは分かっている。告白するわけじゃあるまいし。でも最後に会った時があまりにすごすぎた。もう一生この思い出を大事に汚さないようにして生きていくべきじゃないかと思うくらいだった。下手に会ってあのすごすぎる思い出をめっためたに壊すのが嫌なんだ。
