コミュニケーション・ブレイクダンス

 知人Z君が私の紹介した友人X嬢にイヴのデートを打診したらしく、というかもっと踏み込んだことを言ったらしく、もし私がZ君と気軽に下ネタの応酬をする仲であればタイトルに「早漏」とだけ書いた本文なしのメールを送りつけるであろうになあ(反実仮想)と思いました。話を進めるのが早過ぎてX嬢に不信感と不安感しか抱かせていないんだよなあ。

 X嬢の恋愛に関する話を聞くのは楽しいしおもしろいのですが、Z君の恋愛の話とかなんか恥ずかしいしいいっす……そんなに興味ないし(事実数年来の知り合いでありながら好みのタイプなどを全く知らない)という感じなので、X嬢とZ君の話を聞いているうちに、ウワー恥ずかしい!恥ずかしいぞZ!ごめんZ君!という気分に何度かなりました。望んでもいないのにZ君の弱みを握ってしまったような感じがする。

 X嬢は本気で悩んでいるし私も基本的には本気で色々考えたし喋ったのですが、たまに「いや〜〜〜〜〜〜青春だね〜〜〜〜〜〜〜若いね〜〜〜〜〜〜〜〜甘酸っぱいね〜〜〜〜〜〜〜〜〜」みたいなことを思ってしまい申し訳なかった。

 段階をすっ飛ばしすぎという点を除けばかなり感じのいい対応をしている(X嬢から話を聞いて結構感動した)のに何故ここでことを急いだんだ貴様は!!いやクリスマスというイベントを前にして立ち位置を明確にしなければならないのではと思ったんだろうけどさ!!惜しい!!惜し過ぎる!!!!!!と悔しがりつつの帰宅。X嬢から話があったときはじめは「おいおいやるじゃないっすかZパイセンよお〜〜ごっつヒューヒューwwww」くらいの気持ちだったのによもやこんな結末だとは思いませんでした。