濡らした新聞紙を千切って部屋に撒いて箒で掃くという掃除法

 「はわく」は方言であると知った時は衝撃でした。

  かつてAAやその絵や漫画をすごく見ていた時期があった。今も見てはいるけど、あの頃ほど熱心ではない。他にいろいろなものがあると知ってしまったし。

 私はスピリタスとか道満晴明とかサルトルの『嘔吐』は『はきけ』と読むこととかカイジとか卵は完全食品であることとか「頭に刻む」というのはただの比喩だとか北アフリカ戦線とかハインラインの『夏への扉』とか椎茸の裏側が怖いこととかニサン14日とか百鬼夜行シリーズとかをそういうところで知り、某絵板が閉鎖するとかしないとかの話になった時は本気でやきもきし、AAを書く人のことは職人と呼び絵を書く人のことを絵師と呼び、誰かの絵に心の中で「おかえりなさい」と言ったりしていた(本当にコメントをつける勇気はなかった)。

 最近そういうことをふと思い出して、ある人の作品がどうしても見たくなって検索したら、本人は見つからずヲチスレの過去ログが引っ掛かった。私の知っている名前がたくさん登場していて、ふーん、この人たちこういう見られ方をしていたんだなあ、と思った。そこに名前のあるほとんどの人は今はいなくなっていて、だけどお一方だけ、今もばりばり活動してらっしゃる方がいた。息が長いとは思っていたけど、それは思っていたよりすごいことだったんだろう。その方についても、本当かどうかは分からないし興味もない……こともないけど、とにかく思ってもみなかったようなことを書かれていて、ふーんと思った。

 そしてその過去ログがもう5年以上も前のものだったのに気付いた。時の流れは恐ろしい。 

蛇足:『夏への扉』に関して


『夏への扉』はとんでもない愚作なので褒めないでください

愚作というのに完全には同意しかねるが言ってることは大体あってると思う。「J-POPの歌詞のようなもの」という譬えは言い得て妙。