誰とも違わぬ私の影

方言の話

 「ぎょうらしい」って「仰らしい」って書くのか。まあ考えてみれば「大仰」の「仰」だろうから当然か。

 私の住んでいるところでは言わないんだけど、関西弁?の「よう〜せん」という言い回しはすごく便利そうだからこちらでも普及してくれればいいのにとよく思う。あとどこの地方なのかよく知らないけど「うるかす」!でもこれって恐らく最もよく使う場面は「食器を洗い桶に浸ける」時だろうから、それなら「食器を洗い桶に浸ける」で済ませればいいのかも知れない。実際のところ困ってはいないし。

日記

 正式に内定が出てまだ一月と経っていない。というのに、目上の方と電話で話したところ、あまりの敬語の劣化具合に自分でも引いた。

 

 就職活動を理由に長い間休んでいた単発のアルバイトを久々にすることになった。

 内容自体は大したことがない上に短時間で終わりかなりの高時給なので皆とても割のいい仕事と認識しているけれど、すごく緊張するので私はあまり気が進まない。だが常時人手が足りないらしく、毎回緊張してろくに仕事をできていない私にまで電話が掛かってくるのはよっぽどのことだと思われるし、「これ以上人を探し回らせるのも悪いしなあ……予定も空いてるしなあ……」という感じで受けている。大丈夫ですと答えると担当のお姉様が電話の向こうですごくほっとした声でよかったと言う。毎度のことだ。

 緊張しないようにいろいろと備えをしてはいるのだが、こんなことせずに鷹揚に構えている人の方がうまいこと仕事をこなすんだろうなあとよく思う。よく「深く考えないでいい」と言われるけれどもお金を貰ってやっているのだし、そもそもお客さんにとって私があがりやすいことだとか学生で片手間のアルバイトとしてやっているに過ぎないことなんて知ったことじゃないんだからそこに甘えちゃいけないよな……ちゃんとしなきゃ……と思い込むことによって余計に緊張する。

 ただこのアルバイトをやるうちに、取り得る対策は

・しっかり準備をしておくこと
・場数を踏むこと
・上二つの対策を十分に取ったら後はもう諦めること

しかないことを再認識しました。なのでなるべく「もう手は尽くした……後は祈るしかない……」と諦めるようにしています。

 たかが学生のできるアルバイト如きでそこまで真剣にならなくてもとお思いになられるかも知れませんが、本当にお給金が高いんですよ……「こんなに貰うのは申し訳ない」と冗談ではなく思う……。半額にしてくれれば「ちょっとお得なバイト」感覚でもう少し気楽に構えられるのに(つまり半額でも十分に高時給)。