「不正を働く権利のある者などいない、たとえ不正を働かれた者であっても例外ではないのだというあたりまえの常識」

 他所のうちのことに大変腹を立てて罵詈雑言を書き殴っていると関係ない友達からメールが来て、そのやりとりに気を取られているうちに多少冷静になって消した。

 私がこれまでの人生で遭遇した人数から予想していた以上にこの世の中にクソみたいな人間というのはいっぱいいると知り、私は自分で考えていたよりもかなり人に恵まれていたことに気付かされる。嫌な気付きだ。

 友人の両親が、親戚を含む周りの人間に自分の子供が時には親のせいで理不尽に傷付けられているのにも拘らず守る気が一切見受けられないどころか追い打ちをかけるような真似すらしているのを聞きその神経が私の理解をあまりに越えていて本当に腹を立てています。勿論一番悪いのはそのクソみたいな人間なんだけど(話を聞く限り生まれ持ってクソらしく改善のしようがなさそうでむしろ憐れみすら感じる)、一見まともそうなあの人たちがどうして自分のエゴで生み出し自分のエゴで苦労をかけている(こういう書き方をしたくなるくらい怒っている)自分の子供を守ろうという気を起こさないのか理解に苦しむ。話を聞く限り守れないんじゃなくて守らなければならないとか守ろうというような意識が一切見受けられない。おかしいと思わないのか?それをおかしいと思わない人間が子供を産み、おかしいと思わずにそんな仕打ちをし、おかしいと思わない子供が育ち、その子がまた成長しておかしいと思わない人間となり子供を産み、という感じで負の再生産が起こっているのか?この現代日本でそんなことが有り得るなんて正直信じられない。自分を最底辺の人間と思ってそれを基に世界を見積もっていたが、随分と世の中を買い被っていたようだ。自分が最底辺じゃないとわかったところで全然うれしくない。

 あーだめだ。結局罵詈雑言書いてるじゃないか。