くだらない話

 いつも妄想の度が過ぎる。

 妄想力(という言い方をすると素晴しい筋書きの妄想ができる能力のように聞こえるが、その実「悪い想像が止まらない」みたいなものである)を最大限に発揮してしまうのが男女交際である。 特に恋人たちに将来待ち受ける困難と別離に関する妄想をたくさんしてしまう。自分で考えて自分で辛くなる。

 これを書くにあたっていろいろと思い返してみたが、妄想と言うとちょっとニュアンスが違うことに気が付いた。「誰々がこうしたらきっと何某がこんなふうにして、」という感じじゃなくて「こいつここでその言い草はないだろう、本当に愛しているならそこで納得するのではなくあらゆる手段を講ずべきだしそうしていればきっとこんな最後にはならなかったのに」とか「誰々は何々という側面があり何某はその側面に対し往々にしてこのような対応をしているけれどもこの関係性において抜本的解決を図らずそのような場当たり的対応を繰り返していれば関係が破綻し双方が深く傷付くだけの結果に終わるのは時間の問題でありそれを回避するためには例え辛くても問題を直視し、あ、あ、あ、つらい……!」という感じです。何言ってんだ。

 例えば先日読んだ物語の中では恋人たちが幾多の困難を乗り越え結婚式を挙げていたんだけれど、このけちの付けどころのないハッピーエンドに対しても不安を覚える。ただこれはちょっと理由があって、彼らの乗り越えた困難は全て外的な要因なんだけど、明らかにコミュニケーションの不足によって苦痛が増大してるんですよね。コミュニケーション不足といったって彼らはたくさん喋ってスキンシップだってしてるんだけど、量的な問題ではなく質的な問題なんだよ。何を思ったかとかどうするつもりなのか何を望んでるのか、二人ともいろいろ考えてるのにちゃんと話し合おうとしないんだよ!!!ダメだろ!!!!お前らそんなんじゃまた問題起こるぞ!!!!!頼むから!!!!!幸せになってほしいんだよ!!!!

 最終的にまさにこういうテンションになる訳です。今本当にこういう気持ちでいっぱいでまともにこの話について書けそうになくて、だから抽象的な書き方してるんですけど、落ち着いたらちゃんと感想を書きたい。でも落ち着くまでに半年で済めばいい方だなという気がしています。

 あ、違う。愛とは何かだのセックスとは何だだの、すっごい青臭いことを自分に全然関係ないくせに真剣に考えてノイローゼになりそうになる私ちょっと頭おかしいな!?っていう話をしたかったんですけど大分話が逸れました。

 

そういえばHappy Tree Friends映画化だそうですね。びっくりした。ちょっと見たい。