のんでる

※お酒を飲んでいるのでいつもにも増して論理が弛緩しています。ご了承下さい。 

 大抵うちで飲むとこのパターンなんだが、両親が酒盛りをしているのに参加するとちょうど私のテンションが上がり人に構ってほしい度数がMAXに達した辺りで両親が寝始めるので構ってほしい欲を持て余す。現在進行形で持て余している。

 梅酒が今コップ一杯分しか残っていないので大事に飲む。これを飲んでしまったところでまだ缶のカクテルや何やかやがあるけど缶は一度開けたら飲みきってしまわないといけないのが嫌なのだ。それよりウイスキーとか梅酒とか日本酒とかウォッカとかそういう強めの酒を一瓶とか一パック確保したい。焼酎はあんまりすきじゃないです。修羅の国の風物詩珍走団をBGMに書いています。うるせえ死ね。いや死ねと言う程ではないです。私は割と雑にできているのであまり騒音とか気にならない質なのだ。音がしていることには気付くけど「ああDQNがいるなあ」とか「ああ上の階で子供どもが暴れているらしいな」と思うだけ。

 酔った勢いでしか書けなさそうなことを書いてしまいたいなと思って、わざわざ梅酒を持ってパソコンの乗った机に移動してきた訳だけれども取り立てて書くべき内容を思いつかないので困る。ああ明日……いや今日か、今日バイトがあるんだけどなあ。この調子だと二日酔いまっしぐらな気がする。午後からだから大丈夫か。

 酔っているときにいつも思うのは自分が酔っ払いを演じているのではないかということ。こんな風に疑問形で思うときもあれば断定形で思うときもある。私はあくまでそうすれば甘えや奇行や暴言が許容されるから酔っ払いを演じているに過ぎずまだ酔っ払ってはいないのだと。だけど大抵、心からそう思っているときも敢えて私は「私は酔っ払っている(ので何か失礼なことをすると思うけど本当にごめんなさい)」と言いふらす。酔っているのに酔ってないと言い張る質の悪い酔っ払いではないと主張するために。酔っ払いであってもせめて物わかりのいい酔っ払いであると主張するために。

・好きなものが好きな人に評価されているのを見たので気分がいい。括弧に括られた(すごくいい話)という6文字がどんなに私を喜ばせることか!そしてこの人と私は一部趣味が似ているらしいのも嬉しい。枕木さんの思いがけない再登場に興奮したなんて話を誰かと共有できるとは考えてもみなかった。いや、共有してはない。私が勝手に共感しただけだ。でもいいのだ。嬉しいから

・なんだか最近父親に対して苛立ちを覚えることが多々あって、その一つ一つは明確に理由があるけれども言いがかりと言えないこともない、みたいなことばかりなのでもしかして遅れて来た反抗期(それらしいものがなかった)だったりしたら超恥ずかしいなあと思っていた。ここがこうで嫌だった、みたいなことは確かに言えるのだけど、でもそれは全部後付けで本当は何かもっと根本的な問題があるんじゃないかという気がするのだ。気がするだけだけど。とりあえず昨晩は割と普通に喋れたから良かった

 ・せっかくチョコレートを持っているので、と言ってもフレデリックカッセルの箱に入ったチョコレート効果86%なんだけど、ウイスキーとかと一緒に味わいたいけどないし梅酒には合わないかなあと思って放置。高校生の頃は大きなスーパーに行ったおりに外国のやたらカカオ含有量の多い板チョコを買って本当に少しずつ、毎回ひとかじりとかぐらいずつ消費するということをやっていた。両親の眠っている電気の消えたダイニングで冷蔵庫の灯りだけに照らされながら板チョコを齧るブス、という光景はなかなかのホラーだったと思う

 ・私は例え知って辛い結果が待っているとしてもできることなら全部知りたいし分かりたいと思っていた、のだけど、せめて自分の感情くらい正確に把握したいとそう思っていたはずなのだけど、改めて文字にしてみて「へえ私はこういうふうに考えていたのか」と納得していい思いをしたことなんてひとつもなかった。知り過ぎて死ぬのと無知で死ぬのなら絶対に前者がいいと小学生くらいの時分から思っていて「世の中には知らないほうがいいことがある」なんて言説糞食らえと思っていたけど負けを認めざるを得ない。ああいい感じに(あるいは悪い感じに)ポエムを書く精神状態になってきた。これからもっとひどくなるぞ。指数関数的に

 ・ここ最近よく考えているけど誰にも言えないことを書くと、私の知人に暴力的な被害を受けた人がいて、でもそれは何かこう暴行とか虐待とかそういう「暴力」という言葉で連想される代表的な、世間一般に重大だと看做される程のことじゃないかもしれなくて、でも私にとってはすごく重大だった。その人にとってもそうじゃないかとは思うけど本当のところは分からないし聞く気はない。聞いた結果発生し得るあらゆることを引き受けるまでの勇気を私は持ち合わせていない。ただ私はもしタイムマシンができたらまずその人に電話をして、大した意味はないから気軽に答えてほしいんだけどって前置きをして「あなたが死ぬほど憎んでいる人に何でもできるんだったらどうしてやりたい」って聞いてから過去に戻ってその加害者をそういう目に合わせたいと思うし、それができないのならせめてその場面で一緒にいられればいいのにと思う。私に手が四本、あるいはもっとあって、その人の目も耳も塞いでしまってからお前は見なくていいし聞かなくていいのだと言えればいいのにと思う。耳を塞いでいるのなら私の言葉も聴こえないな。でも別にそれでいい

・この間ふと「私はこのまま結婚もせず当然子供をもうけることもなく死ぬのだなあ」と思ったら結構辛い気持ちになってきたので、おやおや私はまだ身の程をわかっていなかったのかと自嘲した

・私が今までいちばんいいなと思った神様は舞城王太郎の『阿修羅ガール』に出てくる、主人公の持つ「ホトケ」のイメージ(神様じゃないじゃんという突っ込みは勘弁してくださると嬉しいです)だったんだけど、最近読んだ史群アル仙さんの日記漫画に出てくる神様——きれいな黒髪の女のひとで、ビキニ(だと思うんだけどもしかして下着なのかな)を着ている——がすごく素敵だったので宗旨替えしました