私はパーマをかけていて、同じくパーマをかけている友人が、何度か親切心で「乾かすときに指でくるくるってやるといいよ」と教えてくれるのですが、「○○ちゃんはデジタルパーマだよね?私水パーマだから多分乾かし方違うんだよね」って言えません。

「うん」って言っておきながら美容師さんに言われた通りに乾かしています。

 

さてさっきの記事の友人の話。

彼女は本当に器用で何でもうまくできるので、彼女が何かしらやる度に、私は「ああ私がこの人に勝てるものは本当に何一つないんだな」と思い知らされていました。少しくらい落ち度があってくれてもいいのに、と思わないでもありませんでした。それらの能力はもちろん彼女が努力して手に入れたものであり、何もしようとしない私がそんな風に考えるのは了見違いもいいところですが、まあこんな考え方をするのがクズのクズたる所以でしょう。

ですが、あったのです。落ち度。

と言っても、正確には落ち度というほどではありません。何でも人よりうまくできる彼女の、私が唯一見つけた、「人並み」の能力でした。大変くだらないことだったので、それが何であったかは書きません。

私は求めていたはずのものを見つけたにも関わらずちっとも嬉しくありませんでした。何かいたたまれない気持ちに支配されながら、何なんだろうこれは、と思いました。しばらく考えて、私は自分ががっかりしているのだということに気がつきました。私は、本当は、彼女に完全無欠の神様でいてほしかったのです。彼女と自分とを比べて惨めな気持ちになりたくない、というのも事実でしたが、それとは全く無関係に私の中で彼女の神格化が進行していたらしいのです。

 

恐ろしく気持ち悪いことに、彼女に関してはまだまだ書きたいことがあるのですが、また気が向いたら書くことにします。いやほんと信じられないくらい気持ち悪い。

 

どうでもよい追記:

このページすごくおもしろい。書いてらっしゃる方はごく真面目なつもりなんでしょうが、思わず、という感じでかなり私情が入ってます。いい。

http://ja.wikipedia.org/wiki/三宅裕司いかすバンド天国に出場したバンド